省エネファイルサーバ構築 30 CentOS 5.6 HDD接続完了、sambaで公開完了

DELLのノートが壊れて以来ずーーーーーーーっと眠っていたHDDがやっと動き出す時が!!

HDDは2台あって中身は手動ミラーリングされていて同じです。
が、最後の壊れた瞬間に完全に同期されていたかどうかは怪しい。
なので間違ってはいけないのです。
どっちがマスターで、どっちがミラーか。
一応付箋を貼ってmain/mirrorと書いてあるので大丈夫のはず・・・。

では電源を切ってmainをsataで接続。

HDDをSATAで接続

そしてBIOS画面へ。
ちゃんとHDDとして認識されてます。
しかしSATAなので自動的にUSBより優先的に起動するようになっちゃってます。
ほっといてもどうせブートローダとかOSとか入ってないのでいいのですが、無駄を減らすためにUSBから起動するように設定。

BIOSでHDDを確認して起動優先順位を変更

そして保存して出る。
いつも通りOSが起動し終わったらネットワークを再起動して、windowsからwebminへ。

Hardware > Partitions on Local Disks

接続してあるローカルドライブの管理ページ

見た感じ下のものが今さしたHDDです。

SATA device B 1.36 TB ATA WDC WD15EARS-00Z 1 IDE parameters

クリックすると詳細が表示されます。

SATA詳細

さらにクリックするとパーティションの詳細が表示されました。

SATA内のパーティションの詳細

このままマウントしてもいいのですが、変なことになって消えたら困るのでwebminではなくコンソールから行きます。
うろ覚えのディレクトリ構造で適当にマウントポイントを作っておきます。

# mkdir /var/storage
# mkdir /var/storage/00
# mkdir /var/storage/00/main

そしてマウント

# mount /dev/sdb1 /var/storage/00/main

何事も無く終わったようなので確認

# df
Filesystem 1K-ブロック 使用 使用可 使用% マウント位置
/dev/sda3 3182276 1070332 1947680 36% /
/dev/sda1 101086 12120 83747 13% /boot
tmpfs 1020844 0 1020844 0% /dev/shm
/dev/sdb1 1442145212 962917008 405971404 71% /var/storage/00/main

大丈夫そうです。
そしてマウントされているものを確認。

マウントされたパーティションを確認

こんな感じで無事マウントされてます。

/var/storage/00/main Linux Native Filesystem (ext3) SATA device B partition 1

中身が見えるのか?
コンソールから行ってみます。

# ll /var/storage/00/main/data/
合計 52
(略)

でました。無事です。

さて、無事マウントされても再起動したときに外れちゃうので固定しときます。
これはもうwebminからでいいでしょう。

さっきの一覧からマウントポイントをクリックすると設定画面に。
此れはきっとfstabなのではないかと思います。
変更するのはマウントのところだけ。

マウント内容の設定

Save Mount? : Save and mount at boot

そして[Save]すると一覧に戻り、saved?のところがYesになってます。

パーティション一覧でSaved?がYesに

このまま続けてsambaから見えるようにします。

Servers > Samba Windows File Sharing > Create a new file share.

追加する内容はこんな感じ

Share name : storage-00
Directory to share : /var/storage/00/main/data
Automatically create directory? Yes
Create with owner : root
Create with permissions : 755
Create with group : root
Available? : Yes
Browseable? : Yes

そして[Create]

一覧にでてきました。でもRead only to all known usersになっちゃってます。

追加された共有

とりあえずこのままで見えるかどうか確認をwindowsから。
しかし共有どころかサーバにアクセスできません。エラーに。
ぐぬぬ・・・とおもいきやよく見るとsambaのサービスが起動していない!!
起動させに行きます。

サービスを自動起動に設定

[Start Now and On Boot] でOSブート時に起動するようにしつつ、今すぐ起動させます。
これでwindowsから見えるハズなので見てみます。

Windowsから見た状態

見えました。が、中に入れない。
sambaのログをみるとパーミッションエラー。

[2011/08/11 03:12:36, 0] smbd/service.c:make_connection_snum(1013)
'/var/storage/00/main/data' does not exist or permission denied when connecting to [storage-00] Error was 許可がありません

そしてSELinuxのことを思い出したのでOFFにしておきます。
webminのメニューだとどこからやるのかわからないので直接OFFにします。

# vi /etc/selinux/config

# This file controls the state of SELinux on the system.
# SELINUX= can take one of these three values:
# enforcing - SELinux security policy is enforced.
# permissive - SELinux prints warnings instead of enforcing.
# disabled - No SELinux policy is loaded.
#SELINUX=enforcing
SELINUX=disabled
# SELINUXTYPE= can take one of these two values:
# targeted - Only targeted network daemons are protected.
# strict - Full SELinux protection.
# mls - Multi Level Security protection.
SELINUXTYPE=targeted
# SETLOCALDEFS= Check local definition changes
SETLOCALDEFS=0

めんどくさいことにSELinuxはOS再起動が必要なようなので電源切ってついでに2台目HDDを接続することにします。
再起動がかかるのでsambaが自動で起動されるかどうかも確認できてちょうどよいです。
再起動が終わったらネットワークを再起動させて接続してエクスプローラから確認。

でました。ついにファイルの中身が見えた!!

windowsからストレージの中が見えた状態

半年かかってやっと・・・。よかったよかった。

さて、忘れないうちにさっき接続した2台目も設定しておきます。

Hardware > Partitions on Local Disks > SATA Device C

SATA Device C を /var/storage/00/mirror にマウント

[Mount Partition On:]をクリック。

するとマウント作成ページに移動になるのでほぼデフォルト。
一箇所だけなんかおかしいので修正

Linux Native Filesystem : Disk : SATA device C partition 1 (Linux)

そして[Create]

でた。一覧に。

mirrorディスクもマウント完了

そしてアクセスしやすいようにwindows上でネットワークドライブとして割り当てます。

スタート > コンピューター > ネットワークドライブの割り当て

ドライブ : X:
フォルダー : \\D525MW\storage-00
ログオン時に再接続する

ネットワークドライブノ割り当て

完了を押すと設定されて、コンピューターを開くとネットワークドライブとして出てきます。

Xドライブとして設定完了

ちなみにmirrorはsambaにはマウントしないのでこれで終了。
あとはrsyncかけておやすみなさいです。

#rsync -av --delete /var/storage/00/main/data /var/storage/00/mirror
-bash: rsync: command not found

とおもったらrsyncすら入ってませんでした。
webmin面倒なのでシェルから。

# yum install rsync
Loaded plugins: fastestmirror
Loading mirror speeds from cached hostfile
* Webmin: download.webmin.com
* base: rsync.atworks.co.jp
* extras: rsync.atworks.co.jp
* updates: rsync.atworks.co.jp
Webmin | 951 B 00:00
base | 2.1 kB 00:00
extras | 2.1 kB 00:00
updates | 1.9 kB 00:00
Setting up Install Process
Resolving Dependencies
--> Running transaction check
---> Package rsync.x86_64 0:2.6.8-3.1 set to be updated
--> Finished Dependency Resolution

Dependencies Resolved

================================================================================
Package Arch Version Repository Size
================================================================================
Installing:
rsync x86_64 2.6.8-3.1 base 235 k

Transaction Summary
================================================================================
Install 1 Package(s)
Upgrade 0 Package(s)

Total download size: 235 k
Is this ok [y/N]: y
Downloading Packages:
rsync-2.6.8-3.1.x86_64.rpm | 235 kB 00:00
Running rpm_check_debug
Running Transaction Test
Finished Transaction Test
Transaction Test Succeeded
Running Transaction
Installing : rsync 1/1

Installed:
rsync.x86_64 0:2.6.8-3.1

Complete!

入れ終わったのでもう一度。

#rsync -av --delete /var/storage/00/main/data /var/storage/00/mirror
building file list ...

次回は自動でrsyncしてくれるスクリプトを復活です。

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